がめついマハラジャ

ジャイプルの一番の見所『シティパレス』。07-08年のガイドブックにはどれも入場料金はRs180と記載されていた。安くない金額だし、どうしようか悩んだもののネコにとって現在も住んでるマハラジャの宮殿なんて超魅力的、ということで行くことにした。お、ここが外国人用チケット窓口だな。ふむふむ料金は・・・なぬー300!?
た、高い。
まぁ、これまでエローラとかアジャンターでRs250を払ってきた身とはいえ、世界遺産でもない、ただのマハラジャの豪邸を見るのにそんだけ払う価値があるのか・・・などと悶々と考える。しかも外観から見る限りそんなにゴージャスではない。
でもまぁ、チケット売り場脇の立て札の宮殿内部の写真は、それでもネコの興味をかき立てるものがあった。ええい、300くらい払ったらー!!

看板に貼ってあった内部の写真
ちなみに撮影禁止のところでは、間違って撮影してもRs500の罰金を払わないといけない。
先ずは最初の展示館(撮影禁止)。マハラジャの衣装とか衣類とかそういった展示品を見て回る。そんなにすごくない。
次はアートギャラリー(外に出てるものは撮影可。内側は撮影禁止)。って内側、土産物屋じゃん。
次は武器館(撮影禁止)。武器自体の価値はすごいし、昔の武器は大好きなんだけど、撮影できないし展示方法がお粗末なので見る気があんまり起こらない。入り口には武器で形作った『WELCOME』の文字が・・・。

次はギネス認定の世界最大の銀製品、銀の壷(英国滞在中にマハラジャがガンガーの水を入れて毎日沐浴したらしい)。これは撮影可というか屋外に置かれている。うん、まあデカイな。
次は・・・えっ?終わり?入り口にあった写真の場所は何処?
無断撮影を監視するためにそんじょそこらにたむろしている警備員に聞く。
ネコ『ここを見たいんですけど、何処にあるんですか?』
警備員『あぁ、これ見たいの?一人2,500ルピーね』

2,500ルピー(約6,500日本円)だと?
25の間違いじゃないのか?我々すでに300払ってんのよ?確認のために他の係員に聞く。
係員『あぁ、一人2,500ルピーだよ』
紹介のボードには『忘れることのできない貴重な経験になるでしょう・・・』と書かれている。すでに300で忘れられない経験になろうとしてるのに、2,500ルピーもの高い金払って見るだけなんだから当たり前やろ!!
・展示物はほぼ全て撮影禁止
・中を見るのには別途2,500ルピーが必要
・別に必要でもなく内容の薄いオーディオガイドを付けて入場料バカ値上げ(旅行者の中には外しちゃっている人すらいた)
この内容に不満なのは我々だけではないようで、他の旅行者も、あまりの展示物の少なさと薄っぺらさに、どう300ルピーを取り返してやろうと中庭のベンチに腰掛けて呆然としていた。

インド人入場料はRs40。何故かパレス内にあるブランコで大はしゃぎのインド人のおばさん(こっちは泣きたいよ)
このシティパレスのすぐ脇に『ジャンタル・マンタル』という様々な天体観測儀が置かれている広場があるのだが、これも入場料Rs10から怒涛の10倍値上げ、Rs100(カメラ代込み)になっていた。
まぁ、これまでもカメラ持ち込み代としてRs50取っていたので、実質Rs40の値上げだが、いくらなんでも上げすぎやろ!
先ほどのシティパレスでダメージを受けた外人たちはこちらの値上げにも面食らってる様子で、入場せずに、ゲート外から写真だけ撮影している人達が多かった。

勿論我々も
当初シティパレスだけで2時間以上の観光時間を予定していた我々は予想外に早く終了した(30分)観光に、翌日観光予定だった場所も行ってしまう事にした。

アンベール城(左)とジャイガル要塞(右)
アンベール城はジャイプルの北11kmのところにあり、外観はかなり立派な城だった・・・のだが内部は修復中のところが多く、家具調度品および展示物は一切無し、期待していたモザイクも一部のみだった。ゆっくり見て回りたかったが、インド人観光客がものすごい数いたのと、途中のスコールであまり時間をかけて見れなかった。
ジャイガル要塞はアンベール城から20分程坂を登った所にあり、シティパレスの入場券を購入されたお客様は漏れなくジャイガル要塞の入場チケットも付いているというので、Rs300を取り返す気で行った。が、中に入る時に
受付『おい、カメラチケットはどうした?』
はあ?カメラ持ち込み代を別に取るのかよ?・・・何々、50ルピーだぁぁ?ふざけんな!!
そもそも外国人観光客だけ外国人料金とっといて、カメラ代別って、わけわかんねえよ。外国人観光客はもれなくカメラ持ってんだろうがあ!
腹立ちすぎて、勢いあまって『撮影なんかせん!』と言って入場したのだが、これまたかなりいい景色なんだよなぁ。
そこで、ネコに周りを監視してもらって、その合間にリスが撮影するという盗撮モード開始。別に50くらい払ったるわぁ!!な金額なのだが、このがめつすぎるマハラジャに金はこれ以上一銭もやりたくない気持ちが優先した。
シティパレスからずっと一緒にいる外人も同感なようで、同じように周りの目を気にしながら一緒になって盗撮していた。インド人観光客も写真をバシバシ撮っていたが、おそらくというか絶対払ってないと思う。
今回見たジャイプルの全ての観光地で言えることが、質を上げずに金を取る方式の料金値上げで、値上げしたくせに修復中のところも多く、修復後はオーディオガイドをつけてさらに儲けたろう、な臭いがぷんぷんした。
ドナルド殿下もお怒りだ!

らんらんるー